どうにかこうにか取り付けができました。
結果,本体の取り付け場所はシート下の純正ETCが置かれる場所になりました。
この場所に無線機を取り付けるのは,ETCやECUの無線機器があるため,干渉を
恐れてちょっと抵抗があったのですが,皆さん特に干渉して不具合があったとの
話を聞いたことが無かったので(無いですよね?),純正ETCをECUの上に移設し,
純正ETCのアングルを撤去して,FTMの本体を設置しました。スペース的には
アングルを外してギリギリOKでした。
最初はとむ会長オススメの燃料タンク下に取り付ける気満々でタンクを外したの
ですが,既設の純正配線に干渉したため,無理でした。しかし,このスペースは
貴重な場所ですね。今後何かを設置する際のために温存しておきます。
電源はサイドカウルの中を走らせて,他の配線はせっかくなのでん燃料タンクの
下を走らせました。結構スッキリしたっぽいです。
コントロールパネル部は,アンダーウォーターキネティックス社のウルトラボッ
クスの307という防水ケースを使用しました。最初はラムマウントのアクアボッ
クス大に入れて防水をしようと考えて取り寄せたのですが,あまりの大きさに
もう少し小ぶりなケースを探していたところ,バイク用でなくマウントを取り
付ける構造ではないながらも,FTM-350Hのコントロールパネルの大きさに丁度
いいサイズだったので,そのケースにラムマウントの足を取り付けて固定しま
した。
コントロールパネルには,純正のGPSユニットFGPS-1とBluetoothユニットBU-1
を組み込みました。これにより,APRSを運用しながらB+COMを使用することが
できます。
PTTの制御はコントロールパネルのマイク端子からの引き出しでOKです。
PTT引き出し用のケーブルは市販されていないので,ハムショップのご主人に
作ってもらいました。ただ,この端子はLANケーブルのコネクタ(8ピン)より
ちょっと小ぶりな6ピンなので,材料調達~作成がちょっと困難だと思います。
私の場合は,FTMと同じスタンダード社のFT8900用のセパレートケーブル
CT-M6Mの両端が同じ6ピンだったので,それを切ってRCAコネクタを付けたもの
を作ってもらい,それにKTELのPTTを付けて使用しています。
結線方法はFTM本体の取り付け説明書にピンアサインが出ていましたので,
それを参照にPTTをONの時にPTTのラインをGNDに落とす配線でOKです。
何点か注意事項もありました。
まず,マイク端子は本体とコントロール部の両方にありますが,BU-1を使用
してPTTをコントロールするには,FTM-10同様コントロール部の方のマイク
端子からPTTをとる必要があります。本体側ではNGでした。ちなみにFTM-350
はBU-1は1つしか取り付けることができず,本体側への取り付けはできません。
あと,BU-1を経由してB+COM(SB213)と接続する際,FTM側をONにしてから
B+COMをONにしないと,接続がうまく行かないときがあります。(特にA2DP)
この辺はFTM-10と同じ仕様なのでしょうね?
ちなみに,企んでいたBluetooth3台(FTM+カーナビ+携帯)は無理でした。
結局,FTMのLineINにカーナビ・音楽・レーダーの音をミキシングして入力
しています。B+COMのファームウエアは念のため最新にアップしました。
これでやっとレーダー・音楽・ナビの音声案内を聞きながら,無線と電話の
割り込みとAPRSの運用が出来るようになりました。
あっ,ちなみにノイズフィルタを一応入れたのですが,オルタネーターと
ABSのノイズっぽいのが若干音楽に乗ってしまいます。
オルタネーターノイズは回転数に比例して音が高くなるので,なんか過吸音
っぽいので,それはそれで楽しいかもです
ご意見いただいた皆様ありがとうございました!