私がシフトべダルピボットと称したのは、下の図でいうとシフトペダルを留めているボルトおよびボルトが入る穴のことです。
<図1>
私がシフトリンケージピローボールと称したのは、下の図でいうとFのタイロッド前後のゴムブーツの中にある球面軸受けのことです。
<図2>
作業の例としては、
(1) 10mmのスパナ2本を使いタイロッド前後のナット(図2のDおよびE)を緩め、タイロッドを回してシフトペダルとの接続を外します(前側は逆ネジです)
(2) シフトペダルを留めている六角ボルト(図1のA)を緩めてシフトべダルを外します
(3) ピロボールのゴムブーツをずらしてピロボールを露出させ古いグリスをブレーキクリーナー等(ゴムに悪影響のないもの)で流し去ります
(4) ブレーキクリーナーが乾いた後、ピロボールに新しいグリスを与えます(ここはゴムブーツを侵さないシリコングリスをおすすめします)
(5) シフトペダルピボットの摺動面についた古いグリスをウエス等で拭い去ります(ワッシャーもキレイにしておきましょう)
(6) シフトペダルピボットに新しいグリスを与えます
(7) シフトリンケージ一式を元に戻し、はみ出た余分なグリスを拭い去ります
シフトペダルは水平(図2のC)にするのが基本ですが、好みで少し下げておくと長距離走行時、足首が楽です。ステップを摺る走りの方にはオススメしません。
あまり下げすぎるとシフトフィーリングが悪化するかもしれません。